コードならClaude Code、画像や3DならChatGPT。まだ一社に決められない
最近、GPT Astraが出て、コーディングもかなりすごいと言われているので、僕もいろいろ試しながら実際の開発で使っています。
確かに、使ってみると「これはいいな」と思う部分はあります。
特に画像や3Dなど、ビジュアルが絡んでくる開発については、Astraはかなり面白いです。画像を見ながら考えたり、画面やデザイン、3Dのようなものを扱ったりする開発では、ChatGPT側の強さを感じる場面があります。
ただ、僕が普段主戦場にしているのは、もう少し泥臭い開発です。
業務システムを作ったり、既存の仕組みを直したり、データベースを触ったり、バックエンドを書いたり、いろいろな機能を組み合わせて最後までシステムとして動かす。
そういう「コードを書く」という部分だけを見ると、今のところ僕はClaude Codeのほうがいいと感じています。
これはかなり主観です。
僕自身、Claude Codeをずっと使っていますし、Fableで長時間開発しているので、単純にClaude Codeの使い方に慣れているという部分も間違いなくあると思います。
だから、AstraやCodexの使い方を僕がまだ十分に理解できていないだけなのかもしれません。
それを差し引いたとしても、同じような指示を出して、同じような規模の開発をやらせてみると、現時点ではClaude Codeのほうがコードの精度は高いと感じます。
特に僕が気になるのがテストです。
AstraやCodexも当然テストはしてくれます。
ただ、Claude Codeと比較すると、「そこまで確認して終わりにするのか」という場面が時々あります。
一応動いている。
テストも通っている。
でも実際の運用を考えると、もう一段確認してほしい。
そういうことがあります。
Claude Codeの場合は、僕の使い方に慣れがあることも含めて、もう少し粘って確認してくれる印象があります。
もちろん、これはモデルそのものの性能だけではありません。
ツールの作り方も違いますし、プロンプトや開発環境、リポジトリの構成、こちらの指示の出し方でも結果はかなり変わります。
なので「Claude Codeのほうが絶対に上だ」と言いたいわけではありません。
少なくとも、僕が普段やっている開発を、僕が普段やっているやり方で比較すると、今のところClaude Codeのほうがしっくりくる。
それくらいです。
一方で、普通の人が使ったときに、この違いがどこまで分かるのかというと、そこはかなり微妙だと思っています。
どちらもすでにかなり賢いからです。
ちょっとしたアプリを作る。
Webサイトを作る。
コードを修正する。
簡単なツールを作る。
そういう使い方であれば、どちらを使っても十分すごい。
普通に使っている分には、モデルの差が分からなくなりつつあります。
これ、昔のパソコンに少し似ているなと思っています。
15年くらい前までは、CPUが新しくなると「速くなった」とかなり分かりました。
でも今は、CPUの性能が上がっても、ブラウザを開いて、メールを書いて、Excelを使うくらいなら、多くの人にはそこまで違いが分かりません。
もちろん重い処理をする人には違いが分かる。
動画編集をする人、3Dを扱う人、開発をする人、大量の計算をする人には性能差が効いてきます。
でも一般的な使い方では、もう十分速い。
生成AIも、これに近いところまで来ている気がします。
モデルはこれからも賢くなっていくでしょう。
研究者やエンジニア、専門的な仕事をしている人にとっては、その数%、数十%の性能向上がものすごく大きな意味を持つと思います。
でも一般の人にとっては、モデルがさらに賢くなったことによる恩恵は、だんだん分かりにくくなってくる。
そうなると、これから差が出てくるのはモデルそのものだけではなく、その周りなんじゃないかと思っています。
どんなツールとつながるのか。
パソコンをどこまで操作できるのか。
ブラウザをどこまで操作できるのか。
画像をどこまで扱えるのか。
動画を作れるのか。
3Dを扱えるのか。
開発環境とどこまで深くつながれるのか。
自分の代わりにどこまで作業を進めてくれるのか。
このあたりです。
実際、画像関係についてはChatGPTはかなりいいと思っています。
画像を作る、画像を編集する、画像を理解しながら何かを作る。
こういうところは強い。
一方で、純粋にコードを書いて、大きめのシステムを作っていくということになると、僕は今のところClaude Codeを使うことが多いです。
だから、「ChatGPTとClaude、どちらが勝ったのか」と聞かれても、まだ全然そういう段階ではないと思っています。
ChatGPTが新しいモデルを出したら、Claudeもまた新しいものを出してくる。
Claudeが何か新しい機能を出したら、OpenAIもまた何かを出してくる。
しばらくは、この繰り返しでしょう。
なので僕も、まだどちらか一つに決めるという感じにはなっていません。
結局、両方試してしまいます。
その結果、毎月AIに使うお金だけがどんどん増えています(笑)。
しかも僕の場合、Grokも使っています。
AIはもう「どのモデルが一番賢いか」だけを比べる段階じゃないと思う。
コードならClaude Code。画像や3DならChatGPT。
これから本当に差が出るのは、モデルのIQではなく「どこまで人間の仕事を引き受けられるか」。
AIは「答える道具」から「働く存在」に変わり始めている。
今は僕自身で、自動化の仕組みを作ったり、定期実行させたり、APIをつないだりしています。
でも、それをAIサービス側が標準でやってくれるなら、そのほうが圧倒的に楽です。
おそらく、これからの生成AIの競争は、単純に「どのモデルが一番賢いか」だけではなくなっていくと思います。
モデルの性能はもちろん重要です。
でも、モデルが十分に賢くなってくるほど、
「そのAIで何ができるのか」
「どこまで仕事を任せられるのか」
「どんなツールとつながるのか」
という部分のほうが、一般のユーザーにとっては重要になってくる。
今の僕は、そんなふうに感じています。
少なくとも現時点では、コード中心ならClaude Code。
画像や3D、いろいろなツールを組み合わせて使うならChatGPT。
そして面白い自動化の仕組みはGrokにもある。
そんな感じで、まだ一社に決める時代ではなさそうです。
問題は、全部試したくなることです。
AIの性能競争より先に、僕のサブスク代が限界突破しそうです。
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フォワード フィールド テクノロジーズ株式会社 代表取締役。 1996年から業務システムの保守・開発に従事。官公庁・保険・製造業を経て、2007年からコンサルティング会社の開発部門を統括。2026年にFFTを創業。一般社団法人日本生成AI推進協会 技術部長。
著者の経歴・開発実績を見る業務システムやAI活用でお悩みなら。SaaSに業務を合わせるのではなく、 その会社の業務そのものを設計し直します。
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